金魚飼育に挑戦(その壱)

飼育方法

金魚。それはとても身近で可愛らしい存在。そんな金魚と楽しく、そして正しく付き合っていく為にも、飼育の基本的な部分から話を進めていこう。

飼育する金魚を選ぶ

初めて飼う金魚として適しているのは以下の金魚だ。

ワキン型

  • 和金
  • コメット
  • 朱文金

リュウキン型

・流金
・オランダシシガシラ
・茶金

あまり目にしない金魚やランチュウ型の金魚は、比較的飼育の難しいものが多く、初めての飼育にはあまり向かない。

出目金、ピンポンパールといった人気のある金魚も同様なので、上で挙げた丈夫かつ入手しやすい金魚から飼育をスタートさせると失敗が少ない。

また、ワキン型とリュウキン型の金魚はなるべく混泳させないようにする。

やむを得ず一緒に飼う場合は、リュウキン型にまんべなく餌が行き渡るよう給餌に工夫をする等して、リュウキン型の金魚にストレスを与えないように注意しよう。

 

金魚選びのポイント

金魚は専門店、ペットショップ、熱帯魚ショップ、ホームセンター等で簡単に入手する事ができるが、眼や身体が白くなっていたり白い点が付いているもの、傷や出血が見られるもの、極端に痩せているもの等、見た目からして「変だな」と思った金魚は選ばないようにする。活発に餌を食べる仕草を見せるような、元気でふっくらとした個体を選ぶこと。

また、店選びもとても重要だ。

最近は魚の管理が非常に悪い店が多く、展示水槽に死んでいる魚がたくさんいたり、それをそのまま放置プレイするような店では買わない方が無難だ。

特にホームセンターでは、金魚の飼育知識の乏しいアルバイト店員が店頭にいることが多く、無責任でいい加減な飼育方法を教えられたり、最悪の場合、不必要な器具まで買わされるケースもあるので注意しよう。

 

水槽・飼育器具を選ぶ

次に水槽・器具について説明しよう。揃えるものは次の通り。

 

水槽と水槽台

水槽を設置する上で一番注意したいのが水槽台と設置場所だ。

水を入れた水槽はかなりの重量になるので(底床や器具を含めた総重量は60cm規格の水槽でも約90kg程度になる)、強度のあるしっかりとした平らな台、出来れば水槽専用の台を使用する方が望ましい。

 

 

60cm規格水槽までのサイズならば、耐荷重をクリアした市販のメタルラック等でもとりあえず代用可能だが、その場合はきちんと水平をとり、厚みのある天板(コンパネ等)を必ず水槽の下に敷くようにする。

また、それより大きい水槽で飼育する場合、市販されているラック類を使用してはいけない。設置場所については、畳の上のような不安定な場所に設置する事は避けるようにする。

 

フィルター

フィルターは上部フィルターを使用するのが無難だ。

外部フィルターは目詰まりを起こしやすいので、金魚飼育にはあまり向かないが、セットで売られているものは、大抵の場合が上部フィルターなので、それをそのまま使うのが良いだろう。

ただし、ろ材は別売りになっていることが多いので別途購入したい。

ちなみにお薦めろ材は、物理ろ材にウールマット、生物ろ材にセラミック系のリング状ろ材の組み合わせ。この二つを揃えれ濾過は大概OKだが、これにプラスしてカキ殻を併用すると、より水質が安定することを覚えておきたい。

 

底床

水槽の底に敷く底床(砂利)は、ソイル系以外のものならばどんなものを使っても問題は無いが、金魚は中性〜弱アルカリ性の水質を好む魚なので、水質の酸性化を防止する底床を使うと良い。(ろ材にカキ殻を用いるのはこれが理由)

具体的には「硅砂」がそれに当たるが、このように比較的明るめの色のものを使うと水槽がより映えるものの、金魚の色飛び(色が抜ける)することもごく稀にある点に留意。初めは入手しやすく安価な大磯砂利を使うのが無難だ。

 

 

この底床の厚さは2〜3cm程度を目安に敷き詰めよう。底床をそれ以上厚く敷いてしまうと、餌の食べカスや糞等が水槽底部に蓄積して腐敗することがあり、最悪の場合それが原因で金魚が死んでしまう事もあるので注意したい。

水草を植える場合はもっと厚みが必要になるが、この場合は5cm程度に留めておく。また、底床に直接植えるのではなく、市販の水草ポット等を使って植えても良い。ただし、金魚は草食性が強い魚なので、葉の柔らかい水草はあっという間に食べられてしまう事にも注意しよう。

 

餌について

餌は実に多くの種類が出回っているので、ろ材以上に選択する事に悩んでしまうが、消化吸収の早い顆粒タイプの専用餌がやはり使いやすい。

 

 

このタイプの餌は大きく分けて浮上性と沈下性の二つがあるが、沈下性の餌の方が内蔵に負担を掛けにくい傾向があるので、初めは沈下性の餌を選ぶのが無難だろう。

また、生餌(赤虫等)は水を汚したり消化の負担になるので、適度に与えるようにする。

 

その他必要なもの

その他、拾えておきたい飼育器具は以下の通り。

 

照明器具

水草を育てるわけではないので、光量はそれほど気にしなくても良い。

 ろ材

ろ材は目の細かいタイプよりも、目詰まりしにくいリング状のタイプが使いやすい。

水温計

水温計は温度がわかればいいので、どんなタイプのものでも構わない。

ヒーター

その他の器具については特にこれといったポイントは無いが、気になるのはヒーターの有無についてだろうか。

 

 

屋内飼育の場合、冬期に水温が15℃を下回るような事が無ければ原則としてヒーターは使用しなくてもまったく構わない。

ただ、飼育とは別に病気の治療に使用する事もあるので、ヒーターを用意する場合は、温度が固定されたものではなく、水温調整できるタイプのヒーターを用意しておくと何かと都合が良いだろう。

(その弐へ続く)


飼育方法

Posted by ドン・モフチョ